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SiTimeによる、ルネサスエレクトロニクスのタイミング事業の取得

SiTime Corporationは、2026年2月4日、ルネサスエレクトロニクスの子会社であるRenesas Electronics America Inc.との間で、ルネサスのタイミング事業に関連する資産を取得する契約を締結した。取引は両社の取締役会で承認されており、規制当局の承認などの条件を満たした上で、2026年末までの完了が見込まれている。

取得対象となる事業は、クロックジェネレーターやバッファ、ネットワーク同期装置などのタイミング製品を提供する事業で、約30年の実績を持つブランドとして10,000社以上の顧客基盤を有する。売上の約75%はAIデータセンターや通信関連分野向けで、残りは産業機器や自動車向けなどで構成されている。

ルネサスエレクトロニクスは、マイクロコントローラを中心に、アナログ・電源・接続技術を組み合わせた半導体ソリューションを提供する企業で、自動車、産業、インフラ、IoTなどの分野向けに半導体製品を展開している。

本件により、SiTimeはクロック関連製品ポートフォリオを大幅に拡充し、高性能タイミング製品の提供体制を強化する。また、SiTimeのMEMS共振器技術と取得事業のクロック製品を組み合わせることで、データセンター機器や通信機器などの高性能用途向けソリューションの拡充を図る。加えて、両社はSiTimeのMEMS技術をルネサスの組込みコンピューティング製品に統合する可能性について協力関係を検討する覚書も締結している。

取得対象事業は、取引完了後12か月で約3億ドルの売上高を見込む。取得価額は、現金15億ドルおよびSiTime普通株式約413万株で構成され、現金部分は手元資金および約9億ドルの借入により賄う予定とされている。

IR資料元:ルネサスエレクトロニクス株式会社 2026年2月5日公表「SiTimeによるルネサスのタイミング事業取得に関するお知らせ



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