萩原電気HDと佐鳥電機は、2025年7月28日、共同株式移転の方法により共同持株会社を設立し、経営統合を行うことについて基本合意書を締結した。
萩原電気は、1948年創業、日本電気の販売特約店として事業拡大をしている。現在ではエンジニア300名を擁する技術系商社として、主に自動車・工作機械関係の製造業を中心に、電子部品やITソリューションの販売提案を行っている。2025年3月期連結売上高258,742百万円、連結経常利益6,210百万円、連結純資産52,978百万円。
佐鳥電機は、1947年に設立、日本電気・住友電気工業の販売特約店として、製品・サービスを提供し、技術力を活かしたソリューションサービスの提供により事業拡大してきた。直近では、インドの半導体商社の買収、オランダの半導体設計会社の買収等グローバルに事業拡大している。2025年5月期連結売上高156,242百万円、連結経常利益3,052百万円、連結純資産33,306百万円。
両社は、半導体・電子部品・電子機器を扱エレクトロニクス総合商社として、豊富な品揃えと高度な技術を活かした事業展開をしているが、近年の技術的ニーズの変化や高度なサプライチェーンの構築が求められる中で、従来以上の付加価値を提供することを目指し、本経営統合に関する基本合意を行った。
萩原電気と佐鳥電機を完全子会社に持つ共同持会社を、東京証券取引所及び名古屋証券取引所において、その普通株式を東京証券取引所プライム市場及び名古屋証券取引所プレミア市場にテクニカル上場申請する予定であり、萩原電気と佐鳥電機は上場廃止となる予定。経営統合の効力発生日及び共同持株会社の株式上場日は、2026年4月1日を予定している。
本株式移転に係る割当は、萩原電気:佐鳥電機=2:1 .02
IR資料元:佐鳥電機株式会社萩原電気ホールディングス株式会社 2025年7月28日公表「佐鳥電機株式会社と萩原電気ホールディングス株式会社との共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関する基本合意書の締結に関するお知らせ」
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