古河電気工業は、2024年12月12日、富士通株式会社の100%子会社である富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社の全株式を取得し子会社化した。
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社は、光通信ネットワークを構築するために必須となる光変調器や光受信器、またこれらを利用した光トランシーバの開発、製造、販売を行っている会社で、リチウムナイオベートを用いた高速光変調器ではリーディングカンパニーとして長年世界トップレベルのシェアを有する。
古河電気工業は、光通信分野において黎明期から続く光デバイス・光部品分野での長年の技術の蓄積を生かし、レーザダイオードモジュールやスプリッタなど高品質な製品を世界中へ供給している会社。本件により、古河電気工業のもつ光半導体光源技術と、富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社のもつリチウムナイオベート技術を結集することで、5G/B5G 時代の光ネットワークに要求される高速・小型のハイブリッド集積デバイスおよびこれらによる低消費電力・広帯域化に対応した光トランシーバの供給が可能となるものと判断。
取得する株式数は4,000株(議決権所有割合100%)、本件株式の取得価格は非開示。
IR資料元:古河電気工業株式会社 2024年12月12日公表「子会社等の異動を伴う株式取得に関するお知らせ」
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